ABOUT THE INDUSTRY / COMPANY

「髪の毛ほどの薄さ」と言われると

「分厚いな…」と思ってしまうような世界です。

「研削」を生業とする私たちにとって、一種の職業病かもしれません。ちなみに、髪の毛の厚さは約0.1ミリですが、私たちが向き合っているのは、もっとミクロな世界。「0.002ミリの凹凸を、0.001ミリまで、いかに減らすか?」というようなことを、毎日やっています。とっても繊細な隙間産業です。でも、不思議と当社の職人たちは、なんだか楽しそう。

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見えないところで、世界を支える仕事。

「研削」とは、砥石や細かい粒子で表面を滑らかにすること。機械を使って、自動車や飛行機、家電、ショベルカー、携帯電話の基地局に使用される部品を加工しています。0.001ミリの誤差が安全性、耐久性を大きく左右するとお伝えすれば、この仕事の重要さがご理解いただけるでしょうか。

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細かな作業だからこそ、奥深い仕事。

使用できるのは40台もある機械。どれを使うのか? 「磨く」のか? 「削る」のか? 様々な方法が考えられます。完成した製品には、機械の担い手の個性が反映されていて、ほんのわずかな調整の差が、プロと素人を分ける致命的な差となって表れます。

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スピードタイプもいれば、テクニックタイプもいる。

早さに長けている職人。0.001ミリよりも小さな世界で戦える職人。特殊な機械を誰よりも巧みに操る職人。一口に研削といっても、それぞれに得意分野があって、ベテランが新人に勝てない領域もあります。どこで戦うかは、職人次第。

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小さいようで、大きな会社。

私たちは、わずか20人の中小企業です。しかし、業界シェア8割を占める部品メーカーにとって欠かせない役割を担うなど、業界内でも大きな存在感を発揮しています。個性あふれる職人の技術力と対応力、それを引き出すための惜しみない設備投資によって、揺るぎない地位を確立してきたのです。

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ロボットには真似ができない、誇れる技術。

モノづくりの仕事って「ロボットで置き換えられるんじゃないか?」なんてことをよく言われます。私たちの業界でも、大量生産するような工程は、ロボット化しつつあります。でも、当社が担っているような一点モノの加工作業や、人の微妙なニュアンスが必要な作業は、機械化できそうな見込みはありません。

職人の手によって仕上がった部品は、繊細で、そして、ロボットには真似することができない、誇れる技術なのです。

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